三菱航空機が開発する国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が11日午前11時2分ごろ、愛知県営名古屋空港(豊山町)に無事着陸し、初飛行に成功した。53年ぶりの国産旅客機の初飛行が成功し、日本の航空史に新たな歴史を刻んだ。
午前9時35分ごろに名古屋空港を飛び立ったMRJは、約1時間半飛行。ルートは太平洋側の静岡県沖から伊勢湾の方向を取った。上昇や下降、左右への旋回などの操作を確認した。
国産旅客機の初飛行は、昭和37年の戦後初のプロペラ旅客機「YS-11」以来。平成20年の事業化から7年以上かけて、ようやく初飛行にこぎ着けた。MRJは全長35メートル前後、座席数は70~90席程度の小型機。従来機よりも燃費が優れているのが特徴だ。
開発では設計の見直しなどが相次ぎ、スケジュールの延期は5度に上り、初飛行は当初の計画より4年以上遅れている。初飛行は国産旅客機計画の大きな節目となる。
三菱飞机公司(位于爱知县丰山町)正在研发的日本首款国产喷气式支线客机“MRJ”11日上午进行首飞试验,从爱知县营名古屋机场起飞。这是自1962年8月首飞的螺旋桨客机“YS-11”以来,时隔约半个世纪日本再次实施国产客机首飞,力争让凝聚日本技术实力、具备最先进性能的MRJ打入全球客机市场。日本从21世纪伊始启动国产喷气客机研发,历时10年终于迎来了首飞阶段。
上午8点半左右,飞行员进入机舱。9点35分,MRJ起飞。在名古屋机场跑道附近,聚集了包括记者在内的约500名相关人士等,在万里晴空之下关注白色机体即将飞行的情况。当MRJ滑行数百米亮相后,人们报之以欢呼与掌声。据三菱飞机公司介绍,该机向太平洋方向飞行。为减少降落时的风险,飞机未收起落架。11点01分,MRJ成功着陆。
MRJ支线客机全长35米左右,有约70~90个座位,比竞争对手的以往机型燃费减少20%左右。
此次首飞将确认上升、下降和盘旋飞行等基本操作性能。
要作为客机运行,需要获得国土交通省颁发的安全性证书。MRJ首飞后还将在日美两国实施共计2500小时的正式飞行试验。
首批MRJ计划在2017年4~6月向ANA控股集团交货,此外还有来自美国航空公司等的订单,合计有407架预订。
该机研发过程中曲折颇多,曾多次修改设计,5度延后研发日程。